2011年11月21日月曜日

1. 地上から5m、持ち上げる



2011.3.11。それは、想定外の災害がいつでも起きうるということを、ぼくたちの思考の基盤に組み込んでおかねばならないことを、ぼくたちに改めて突きつけるものでした。
三次もまた、昭和47年に大水害に見舞われています。もちろん、それを教訓に、その後、灰塚ダムが完成するなど、治水レベルはあがってきています。
しかし、もしものことを考えたら。。。。。

そこで、ぼくたちはまず、この施設を地上から5m、持ち上げたらどうだろう、と考えました。
5mというのは、公表されている「水害ハザードマップ」から導きだされてきた高さです。
そうすることで、ここを使う人々だけでなく、まわりにお住まいの人にも、もしもの場合にはそこに逃げれば、という安心を与えることができます。

この「地上から5m、持ち上げる」というアイデアは、こうしてまずは、防災の観点から生まれました。

「地上から5m、持ち上げる」。すると、その下に空間ができます。雨に濡れない屋根のかかった広場的な空間です。そこを施設の「余白」として、様々に、自由に、活用することができます。もちろん、大きな公演があるときは、駐車場として使われます。