2011年12月16日金曜日

第1回住民説明会

12月3日、第1回目の住民説明会「プロポーザル案で提案したこと」が開かれました。
市民の皆さんに、まずは私たちがプロポーザル案で提案した内容を知っていただくためです。
直前の広報だったのにもかかわらず、40人ほどの方が足を運んでくださいました。

前半は、青木のプレゼンテーションで、このブログでも最初に挙げた「1. 地上から5m、持ち上げる」、「2. 大回廊を設ける」、「3. 空間を使いたおす」についてお話ししました。あわせて、青木事務所サイドでホール設計のコンサルにあたることになっている、空間創造研究所の草加叔也さんを紹介しました。
そして、後半は、市サイドでホール設計のコンサルにあたっているシアターワークショップの伊東正示の司会で、参加された市民の方々との意見交換会が行なわれました。

その意見交換会、こういう会としては、かなり活発なものだったと思います。
いろいろな方が発言されました。

・「予算の制約は大きいけれど、後世に残していくものなのだから、立派なホールをつくってほしい」「市も設計者を支援してほしい」と、設計を応援してくださった方、

・「三次にふさわしい外観を」「州都にふさわしいホールとしては1000人ではなく1500人は入れる方がいい」『スロープからの動線では足りないのではないか? 」「搬入動線はうまくいっているか? 」「ホールには花道や奈落がほしい」「回廊をまわす位置は重要、回廊の内側には中庭が設けられ、外側には周辺の山や川が展望できる空間になりえる、カフェをどちら側に設けるのがいいか、など、よく考えてほしい」と、かなり専門的な(かつ鋭い)意見のおっしゃられた方、

・「雪のときなどを考えるとスロープに屋根は要るのでは?」「 屋上(フライ)に登れるようにすると展望が楽しめる」「三次の地元材をつかってほしい」「市は運営をしっかりやってほしい」と、アイデアフルな方、

・「高齢者と視覚障害者に優しい施設に」、「外観のみてくれではなく、実質的に内部の充実を」と、設計者として肝に銘じなくてはならないことを、確認してくださった方、

・「建設には反対の立場であるが、つくるなら維持管理しやすいものを」と、運営を維持していくのにお金のかかるこうした施設に、ほんとうに大事なことを確認してくださった方、

・「地震対策をしっかりと」「三次の冬は暗いので、それを少しでも明るい雰囲気に持って行けるように」「音楽や映像も使ってほしい」と、全体の空間の質を詰めて行くにあたって、考慮すべき視点を与えてくださった方、

・「駐車場への自然光をどううまく導入できるのだろうか?」と、まさにこのプロジェクトにおける挑戦のひとつを指摘してくださった方、

有意義な会だったと思います。
こういう、市民の誰でも出席して意見の言える会を、基本設計素案ができた頃(というと、2月中旬でしょうか)に、また開催できたらな、と思いました。